リハビリ室のご案内

当院のリハビリ室では、理学療法士と柔道整復師が、お一人様ごとの症状・疾患に合わせて評価・治療を行い、リハビリ助手がそのお手伝いをします。

物理療法としては、血流・骨折に対しては超音波治療、手足のしびれや腰痛に対しては電気治療やけん引など、数多くの機器を設置しております。

運動療法としては、立ち上がりや歩行などの日常生活動作の向上や、復職に向けて痛みの除去、筋力UP・バランスUPを図り、ご自宅で行えるストレッチや筋力トレーニングなどもご提案いたします。また、急性の捻挫や脱臼などにも対応いたします。

その他、リハビリ室には従来の機能訓練をはじめとする運動療法だけではなく、手技療法に特化した専門スタッフが常在し、患者様のニーズにお応えできるよう日々研鑽しております。

当院でおこなっている主な手技療法

  • オステオパシー
  • クラシカル・オステオパシー
  • 頭蓋仙骨療法
  • 内臓マニピュレーション
  • アレクサンダー・テクニーク

かつてオステオパシーの祖であるアンドリュー・デーラー・スティル博士は、「動脈の支配は絶対的、普遍的であり、決して妨げてはならない。さもなくばその結果として病気が発生する。そして人間の健康にとって最も重要なことは正しい循環である。」と述べています。

またクラシカル・オステオパシーの祖であるジョン・マーティン・リトルジョン博士は、クラシカル・オステオパシーの健康の定義の中で、「全ての構造と体液(動脈、静脈、リンパ)に自由な動きがあること。そして液体の流動性が途絶えた時に疾患が発生する。」と述べています。

これらの格言から推測をすると、人体の中で循環器系は要であり、体はある意味障害を起こした循環器系を守るために、代償性の変化を起こすと言えるのではないでしょうか。

クラシカル・オステオパシーの重鎮であるジョン・ワーナムは、「身体は生きている生命体であり我々は重力ストレスに従わなければならない。フライエットの『重力は偉大な殺し屋である。』というのはまさにその通りである」と述べました。

私たちは常に重力というストレスに晒されていますが、そのストレスを受容する形で姿勢を保持しています。問題はそのストレスに対して受容できない状態になってしまうことです。ジョン・ワーナムの格言に、「オステオパシー病変や力学は目に見えない。ストレスや重力も目に見えない。それが構造の中で明らかになった時にその存在を知ることができる。」と述べています。

これらの手技療法では、患者様に何らかの症状や病状に至るまでに、患者様の身体がどのように力学的または生理学的に重力ストレスを受容してきたのか。脊椎を身体力学的に診ることにより、重力ストレスが局所までどのように影響を与え病理学的な状態になってしまったのか。また、脊椎の代償性の歪みや不良姿勢が皮膚を含む内臓や血管の変性にどのような影響を及ぼしているのか明らかにし、ストレスのかかった組織を手技療法で開放することにより、生命力を賦活させ疾患を乗り越えていく環境を整えていきます。

患者様にどのようなストレスがかかっているのか。生活環境、食生活はどうなのか。精神的・肉体的ストレスなどすべてを考慮しながら、単に骨の位置異常を矯正したり、長時間筋肉をマッサージしたりするのではなく、患者様の持つ症状や施術後の反応から身体の中で起こっている生理学的不調和を手技療法という物理的な刺激を用いて、病理学的なものから生理学的な身体の様々な機能を統合していくことが手技療法の重要な目的であり、我々の使命であると考えます。

リハビリ室
低周波治療機器
浮腰式腰椎牽引装置

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078-411-0619